基本情報
- メーカー名: クリスタル映像
- 設立年: 1984年10月(1985年6月法人化)
- 本社所在地: 東京都豊島区西池袋4丁目23番11号
- 代表者: 西村忠治(代表取締役社長)
- 資本金: 2,000万円
- 従業員数: 24名
- 売上高: 10億円(2013年期末)
- 主要事業: アダルトビデオの制作及び販売
- 公式サイト: クリスタル映像公式サイト
- 主要レーベル: クリスタル映像/スーパークリスタル、メシア、ヴィーナス、マニアック、エルメス、マダムマニアックなど
メーカー概要
クリスタル映像は、1984年に西村忠治によって設立された日本のアダルトビデオメーカーです。創業当初はビニ本出版社「アド企画」やAVメーカー「三和プロモーション」を経営していた西村が、裏本チェーン「北大神田書店グループ」の草野博美を制作監督に迎え、第一作「私、犯されました。新幹線の中で…絵梨花20歳」をリリースしました。
初期は他社に比べて売れ行きが振るわなかったものの、1985年にドキュメンタリー風の「完全本番主義」路線に転換し、顔面射精を「顔面シャワー」と称して作品に取り入れるなど、過激な内容で差別化を図りました。これにより業績が大幅に改善し、業界内での存在感を高めました。
1986年には黒木香の出演作『SMぽいの好き』が大ヒットし、村西とおる監督の独特な演出と黒木の知的な雰囲気が多くの文化人からも絶賛されました。これにより、クリスタル映像の名は一般にも広く知られるようになりました。
代表作品と評価
クリスタル映像は、数多くのヒット作品を生み出してきました。特に1990年代には飯島愛を起用した作品が業績回復のきっかけとなり、その後も青沼ちあさ、涼木もも香、森村ハニー、加護あいり、青山菜々といった人気女優をキャスティングし、単体作品や企画ものジャンルで堅実なリリースを続けました。
近年では「巨乳女狩り」シリーズや「FUCK FUCK FUCK」シリーズなど、特定のフェチを追求した作品が高い評価を得ています。特に2021年に発売された「クリスタル映像35周年記念 巨乳女狩り30人8時間スペシャル」は、FANZAでの高評価を獲得し、クリスタル映像の企画力の高さを再確認させる作品となりました。
主要女優
- 黒木香: 1986年の『SMぽいの好き』で大ヒットを記録し、クリスタル映像の名を広めた伝説的女優。
- 飯島愛: 1990年代前半に活躍し、クリスタル映像の業績回復に大きく貢献。
- 青山菜々: 2000年代を代表する人気女優の一人で、多くの単体作品に出演。
- 星月まゆら: 2002年にデビューし、クリスタル映像の「ピュアinハート MAYURA」で注目を集めた。
今後の展望
クリスタル映像は、今後も「完全本番主義」を軸に、フェチや企画ものを中心とした作品制作を続けていくことが期待されています。特に近年はインターネット配信にも力を入れており、ブロードバンド配信やVR作品の展開にも注目が集まっています。
また、2005年にビデ倫を脱退し、日本映像ソフト制作・販売倫理機構(制販倫)を設立したことで、業界内での独自の地位を確立しています。今後も倫理面での取り組みを強化しつつ、新たなジャンルや技術を取り入れた作品をリリースしていくことが予想されます。
作品リスト: クリスタル映像